安全かつ適切な活用で、AIエージェントを信頼できるビジネスパートナーへ

生成AIから発展した「AIエージェント」が注目を集めています。これは、AIエージェントがより人に近い業務を遂行できるだけでなく、人では困難であった業務も実現できる可能性があるためです。例えば、人手では数十時間を要したWeb情報に基づくレポートを数分で作成したり、数千件のビジネス取引の処理を短時間で完了したりすることも可能です。
このように、AIエージェントは人を超える新たなリソースとしてビジネスを根本から変革する可能性を秘めている一方、自律性とそれに伴う自動化に起因して誤判断や倫理的問題、データ漏えいを発生させるといったリスクもはらんでいるため、活用に向けては信頼性を高める必要があります。
日立コンサルティングは、これまでAIガバナンスの構築や生成AIのガイドライン作成など、AI活用の信頼性確保を一貫して支援してきましたが、その支援範囲をAIエージェントまで拡大します。
日立グループにおけるAIエージェントビジネスの展開支援、国や公的機関のプロジェクトにおけるELSI※の研究などの経験とノウハウを生かし、貴社のAIエージェントとの信頼できるパートナーシップの形成を総合的に支援。AIエージェントの信頼性を確保し、ビジネスイノベーションの創出に貢献します。
人が使うことが前提の生成AIに対し、AIエージェントは人に代替するという点で大きく異なります。また生成AIの機能を拡張する形で発展していることから、代替できる業務もより高度なものになり、生産性の飛躍的な向上に期待が寄せられています。

RAG:Retrieval-Augmented Generation
AIエージェントと生成AIは、その違いから発生リスクも異なります。AIエージェントは、自律性やそれに伴う自動化から、さまざまなリスクを生じさせる可能性があります。

AI、生成AI、AIエージェントに関するリスクの構造は、AI共通、生成AI共通、AIエージェント固有に分かれます。AIガバナンスに関するコンサルティングを提供している当社は、AI共通、生成AIと共通、AIエージェント固有の全てのリスクを考慮した支援はもちろん、生成AIの利用ガイドライン等を整備済みの場合は、AIエージェント固有のリスクを扱う支援のみを提供することも可能です。貴社の状況と要望に合わせ、安全な活用を促すルールの策定で、AIエージェントの信頼性の確保に貢献します。

日々進化しているAIエージェントを取り巻く技術は日々進展していることから、その導入には、段階的な推進と探究的なアプローチが必要です。また、AIエージェントの信頼性を担保するために技術と制度の両面からの対策、エンドユーザーがAIエージェントを作成する可能性への考慮も不可欠です。当社では、探究的なアプローチを含め、活用の検討から普及・啓発に必要な組織の整備まで一貫した支援を提供できます。

従業員がAIエージェントを自由度高く活用するためには、ルールはもちろん、制度や組織の整備も欠かせません。AIエージェントが貴社のビジネスパートナーとなり、全社的にビジネスイノベーションを創出できるよう、一貫した支援を提供します。

団体A
| お客さまの 課題 |
医療機関等における働き方改革を推進するために、医療現場で生成AIの活用を促したいが、セキュリティをはじめとするさまざまなリスクから利用が進まない。 |
|---|---|
| 支援内容 | 医療現場で生成AIを安心して使えるよう、医療分野における法制度、セキュリティ規則等を考慮した上で、生成AIガイドラインの作成を実施。 |
団体B
| お客さまの 課題 |
社内業務を効率化するため、生成AIに加え、AIエージェントの活用を検討しているが、社内システムへのアクセス、自動的な業務処理に懸念がある。 |
|---|---|
| 支援内容 | 想定されるAIエージェントのユースケースを策定し、それに基づくリスクと対策を整理。生成AIのガイドラインに追加する形でドキュメント化。 |